安室透ラストメッセージペンダントの考察

こんにちわ～～！
読書感想文の宿題を漫画で終わらせるタイプの佐竹です。
１１月１６日、秋も深まって読書の秋って感じですね。

今日は大好きな漫画「名探偵コナン」の原作ストーリーについて、
ちょっと思ったことがあるので書いてみようかなと思います。
以下、映画「純黒の悪夢」と単行本８９巻までの各巻と
サンデー本誌最新刊までのネタバレを含みますので、
未読のかたはご注意ください。

最近話題の安室透くん、私も大好きです。かっこいいです。

安室透（本名：降谷零）の周囲の人間関係って、まだ謎に包まれてますよね。
特にスコッチ・松田・伊達との関係。

今年の映画最新作「純黒の悪夢」で安室が松田陣平のことを
「警察学校時代の友」と言っていたり、
伊達のお墓参りをした安室が「静かに眠れ友よ・・・」と思っていたりして、
一見みんな安室の警官仲間って感じしてますよね？
純黒の悪夢で松田が出てきたときは心が躍りました・・・( *´艸｀)

安室とスコッチは単行本巻末の「人間関係相関図」みたいな図に
「親友」と書いてあったそうです。

伊達も安室の友達
松田も安室の友達
スコッチも安室の友達（親友）・・・

そう・・・・・・そう思っていたのです・・・・・・！！！！
そう思っていたのですが、昨日 あるグッズ の存在を知り考えが変わりました。
そのグッズというのが、この記事のタイトルに入れている

「ラストメッセージペンダント」です。

松田と安室モチーフのペンダントがそれぞれ発売するらしい！と聞いて、
どんなもんかと思って詳細を見てみました。

まず値段に驚きました。なんと各１万６千円です。
大きい大人のファンに狙い定めてますね（笑）

どういった商品なのかというと、
レターを模した１枚の金属板がメインのアクセントになっていて、
裏に各キャラの「大切な人へのメッセージ」が書いてあるそうです。

松田のペンダントの裏には
「あんたのこと、嫌いじゃなかったぜ」
と刻んでありました。
ここで『ラストメッセージペンダント』という意味もなんとなく分かりました。
思わず「ははーん（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ」としてしまいました・・・
松田と佐藤の関係は何とも言えない素敵なものです( *´艸｀)

こうなると安室のペンダントには何が刻んであるのか気になりますよね？
松田と佐藤の関係に匹敵するようなラインナップのはずです。

なんとなく赤井かスコッチもしくはベルモットあたり宛ての台詞だと思いません？
裏には
「静かに眠れ友よ・・・」
と刻んであったんです。

私「ここで伊達！？？？！？！？？」

いやいや、コナンファンの誰もが私と同じツッコミをするのではないかと思います。

この「静かに眠れ友よ・・・」という台詞が出てきた話、
ちょっと思い出してみましょう。

伊達が1年前の2月7日に交通事故で亡くなるのですが、
情報伝達がうまくいかず遺族に誤解を産んでしまい、
怨恨から次の事件が発生してしまいます。
そして伊達とコンビを組んでいた高木が、その事件に巻き込まれてしまうのです。
その事件は無事解決するのですが、事件が原因で高木は体調を崩します。
しばらくして高木の体調が回復したシーンにコマは移り、
高木と佐藤は一緒に伊達の墓参りに行きます。
高木の療養期間中に伊達の命日は過ぎてしまったようで、
「1カ月遅れになっちゃいましたね」と高木が言っています。

ふと墓を見ると爪楊枝が供えてあり、2人は誰が供えたのか不思議に思います。
その様子を傍目に、「お前どこで何やってんだ？たまには連絡しろよな！　伊達」と
書かれたメールを削除しつつその場をあとにする安室のセリフが、
「静かに眠れ友よ・・・」なのです。

伊達と安室の接点はこの一瞬だけなのです。

ところで、伊達には警察学校時代に頭も体も１度も敵わなかった「アイツ」という
友人がいるんですよね。高木に似て「ヒョロっとした優男」らしいです。

この話を読むと「アイツというのは安室透のことで、
安室と伊達は警察学校の同期であり友人なんだ！」と思います。
充分アツい展開です。

事件と台詞の文脈をなんとなく思い出したところで、
ラストメッセージペンダントに戻りましょう。

ぶっちゃけ、このセリフ需要あります？？

今は安室がすっごく人気なので、
安室人気に託けてなんでも売れるっちゃ売れるんでしょうけど・・・
私にはどうも「伊達ではラインナップとして商品化するには弱いのではないか」と
思えてならないのです。

今なら裏に「赤井ィィイイ！」と刻んである方が100倍売れそうじゃないですか？

そこで、なんとなく思いました。
「この台詞、スコッチに向けたものだったりしたら納得なんだけどな～」と。

本当になんとなく思ったのですが、ちょっと考えてみたりしているうちに
ワンチャンあるのではないかと思い始めたので、
こうして今ブログに書いてるわけです。

考えてみてください・・・・・・
「静かに眠れ友よ・・・」がスコッチに向けた言葉だったとしたらを・・・
「静かに眠れ友（＝スコッチ）よ・・・」

この場合、「スコッチに安らかに眠ってほしいから、伊達の墓参りを安室がしている」
という状態になりますよね？
つまりスコッチは伊達に対して
何か心残りがある状態で死んでしまったのかもしれない。

ここで伊達からのメールを思い出してください。
「お前どこで何やってんだ？たまには連絡しろよな！　伊達」という本文に出てくる
”お前”とは、スコッチのことなのではないでしょうか。

つまり、伊達と安室が友人なのではなく、伊達とスコッチが友人なのです。
警察学校時代に伊達が頭も体も１度も敵わなかった「アイツ」という
友人、安室ではなくスコッチなのではないでしょうか。
組織に潜入し、あの赤井・安室とチームで動いていたとなると、
スコッチも相当優秀なはずです。十分あり得ます。
アイツは「高木のようなヒョロっとした優男」らしいですが、
こうなってくると高木の外見すらも似ている気がしてきます。

スコッチは少なくとも3年前には死んでますから、
高木にスコッチのことを「どっかでおっ死んじまってるかもな……」と話す伊達は、
スコッチの死を知らないまま２月７日に交通事故で亡くなっているのです。

ここまでの考えをまとめた私の脳内ストーリーはこうです↓

伊達とスコッチは警察学校時代の同期で友人関係にあった。
伊達は警視庁に配属され、スコッチは公安へ。
公安は家族にも「自分が公安所属である」とバラしてはいけないなんて噂されますが、
ましてや黒の組織に潜入しているなんて他人に話せるわけありません。
伊達が高木の教育係になったころにはもうスコッチは死んでますので、
高木にスコッチのことを「今はどこで何やってんだか・・・」と話す伊達は、
スコッチの仕事どころか彼の死を知らないのです。
まさか死んでるなんて思っていませんので、
「お前どこで何やってんだ？たまには連絡しろよな！」というメールを
スコッチに送ります。
しかし、スコッチがそれを見ることはありません。
知っての通り、スコッチのスマホは銃で破壊されました。
なので、ここは完全に想像の範疇なのですが、
『スコッチのプライベート用の携帯端末』だとか、
『スコッチの公安の仕事を引き継ぐためにメール送受信部分だけハッキングしている』
だとか、何かしらの理由で安室がこのメールを見ることになります。

メールを見た安室はスコッチの死を伊達に伝えようと考えます。
76巻のFILE.9で、警視庁に事情聴取に来た安室が、
「事情聴取とは別の用もあって来たが、（略）もう用はなくなった」と言っています。
「事情聴取とは別に伊達を尋ねる予定だったが、死んでいたので用はなくなった」という意味に捉えれば合点がいきます。

ここから１カ月の月日が流れ、高木佐藤・安室が伊達の墓参りをします。
伊達が交通事故で亡くなった2月7日の１か月後つまり3月7日ですが、
もしかしてもしかして伊達ではなくスコッチの命日なのではないでしょうか。

高木は療養していたので、2月7日（伊達の命日）から1カ月もあとに墓参り
というのも仕方がないですし分かりますが、
安室はなぜ1カ月もあとに墓参りしているのでしょうか？
「墓の場所を探し出すのに1カ月かかった」なんて無能ではありません。
安室であれば、「伊達が死んだと聞かされたその日その足」や、いっそ「2月7日」に
墓参りできるのではないでしょうか。

3月7日こそはスコッチの命日であり、
スコッチの命日に伊達の墓参りをすることで、
伊達もスコッチも弔っているのではないでしょうか。
（爪楊枝を供えているので、伊達と安室も関係性ゼロではないと思いますが・・・）

安室は「スコッチの友人（伊達）を心配させたままでは、（スコッチの）魂を
安らかに眠らせられない」「心配したまま死んだのでは、伊達も浮かばれない」
と思い、
「スコッチは最後まで立派でしたよ。（略）伊達さんも安心して眠ってください」
と墓前に爪楊枝を供え、
「（俺が代わりにすべて伊達さんに話しておいたから、）静かに・・・
眠れ・・・友（＝スコッチ）よ・・・」

っていう台詞であれば
『大切な人へのラストメッセージ』は
親友のスコッチへのメッセージだったとして
松田の佐藤へのメッセージに匹敵する
1万６千円のペンダント

としても納得です～～～～～～～～～

という話です。
本当にワンチャン、
スコッチとバーボンのペンダントだったら、
そうだと判明したときに値段３倍くらいになりそうですけどね（笑）